五輪疑獄⑰バッハ会長と五輪マネー
IOCバッハ会長は8年前、高橋治之元理事の“追放”を組織委に求めていた【春日良一 特別寄稿】(日刊ゲンダイDIGITAL)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b18738aaf935803649278e3b7c76fabd01754cb
予防線を張り始めたバッハ会長の「俺は悪くない」
このタイミングでこういう発言をすると逆に疑われます。
高橋容疑者の「剛腕」と「政治力」
「高橋容疑者を讃えるKADOKAWAの提灯本。K東京五輪2020開会直前の2021年7月20日に刊行した「新TOKYOオリンピック・パラリンピック物語」(野地秩嘉著)のプロローグに東京五輪を1年延期した高橋の功績を称える部分がある。
歴史的にも憲章上も「延期」のないオリンピックを延期させるために高橋が動き米ウォールストリート・ジャーナルに「延期がいい」とリークし国際オリンピック委員会(IOC)の先手を打ったと記述。中止でもいいと考えていたIOCにとって高橋は「厄介な人間」とある。
確かに20年3月中旬の時点でもIOCは開催を主張しコロナ禍でもみなで協力して乗り越えよう! と呼びかけていた。
それでも、どうしようもないと判断したら、その時は「中止」を選択する。それがIOCの「常識」であり「良識」だった。
それ故、同書によれば高橋のおかげで東京五輪は21年に開催することができたが「厄介な存在」となった高橋をバッハIOC会長は「辞めさせることはできないか?」と森組織委会長に打診したともある。その話を森から聞いた高橋は一笑に付したと書かれている。」(日刊ゲンダイDIGITAL)
竹田恒和前会長と高橋容疑者との関係
「実はそのずっと以前からIOCは高橋に赤信号をともしていた。高橋が組織委理事に選ばれたのは2014年6月だった。
東京五輪開催が決定した総会で第9代IOC会長に就任したバッハは、オリンピック改革をその所信としていた。
五輪招致活動の不正根絶にこだわった。五輪倫理規程を改正し利害関係者による一切の贈与を厳禁した。
この「倫理規程」にも傍若無人であった人物がいた。五輪シンジケートの「埋み火」とも言えようか。ラミン・ディアクと高橋治之である。
国際陸上競技連盟会長でIOC委員でもあったディアクは、招致を巡る収賄容疑(日本からの工作資金約6億円)の収受で15年11月にIOCから追放された。」(日刊ゲンダイDIGITAL)
・・フランス検察が動いた件ですね。竹田前会長も辞任に追い込まれています。
「組織委人事にIOCは直接手を下せない。しかし助言はできる。 「高橋を組織委理事から外すことはできないか?」 当時からバッハは高橋の存在を懸念していたのだ。」(日刊ゲンダイDIGITAL)
俄かには信じ難い「後付けの理屈」ではないか?
この記事を書いたのは組織委理事だったスポーツコンサルタントの春日良一氏です。春日氏は高橋容疑者逮捕後に同様の発言をしておりその内容を寄稿したものでしょう。画像は春日氏
春日氏は昨年「強行開催」を主張していた
https://archive.ph/2021.05.07-095011/https://smart-flash.jp/sociopolitics/129902
高橋容疑者を庇うわけではないが自分の責任は棚に上げて全部彼に押し付けようとしているのではないか?と感じるのです。
言い方を変えればバッハ会長に頼まれて書いているのではないかと。本間龍氏も「今更感」を言っていました。
バッハ会長以下IOC幹部にも金が渡っているのではないか?
元々バッハと言う人は強行開催した2021東京五輪で随分と日本を食い物にしたIOC貴族です。
高橋容疑者の「底無し集金力」の五輪マネーが彼らに渡っていないと考える方が不自然です。