皇女和宮の命式に見る皇室の伝統「複数体制」の維持①からの続きです。
早速命式を見てみましょう。
皇女和宮親子内親王
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総合評価|お美しいが、お体が虚弱で、20歳までお元気であったかは疑問。
十二運を上から見ると、死、死、死、建禄で、典型的な身弱です
日柱の天干は7月生まれの甲(大木)です。植物には日光が不可欠ですが、夏の照り付けるような太陽は、植物を弱らせます。
従って、月令は得ていません。
命式の構造上は「非常に弱い」と言えるでしょう
吉凶星を見ると、月徳貴人2個と、紅艶が3個で吉星ばかりです。
★目を引くのは、「色気星」の紅艶が3個もあることです。
ネット上で拾える和宮の写真と言われるものには、「確定版」は無いようですが、女性は紅艶が1個あるだけでも、結構な美人さんが多いのに、3個もあると、ハリウッドなら、世界的な美人女優でしょうね。
他に、女性の「美人度」を示す星に「咸池」も有りますが、こちらは「好色」の意味も有るので微妙です(笑)
《命式上のリスク》
★「食傷過多」の成立
食神が6個、傷官が3個も有るので、過剰ともいえるほどの「食傷過多」です。
病気や災厄に縁があったのでしょう。
《五行のバランスが偏りすぎて異様》
五行のバランスを見てみましょう。
木・・・・4個
火・・・・8個
土・・・・0個
金・・・・0個
水・・・・0個
《夭折する児童の命式》
五行=五元素のバランスが異常に偏りすぎです。
それも、「火」が多過ぎます。
火が8個で、木が4個のみです。
先ほど、月令のところでも述べましたが、日柱の天干の甲、例えば杉などの背の高い木の生育には日光は不可欠ですが、強すぎる「火」=炎暑は、自分の体を痛めつけます。
★和宮ご本人は、本当に20歳まで健康で成長されたのだろうか?
次号へへ続きます。