ベトナム社会主義人民共和国首相 グェン・スアン・フック、
テクノクラート(官僚)短期政権か?
みなさん、こんにちは。
今回はベトナムのグェン首相を取り上げます。
社会主義国家にして半島国家ベトナム
国土は南北に細長く、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境をせっしており、東は南シナ海に面し、フィリピンと相対しています。
常に「決して越えることができない巨大な大国中国王朝」と国境を接しており、海と外国に囲まれた国です。
司馬遼太郎氏のエッセイに、ベトナム人が「世界で一番優れているのはドイツ人。その次はベトナム人だ。日本人も2番目にいれていもいい」という発言が書かれています。
こうした考えが、21世にになっても継続しているかは不明ですが、ベトナムと同じく半島国家である朝鮮の「世界で一番優れているのは中国様。自分たちは2番目に偉い」、という「小中華主義」的な思想が共通してあるようです。
ベトナムの歴史も、ベトナム史略では紀元前2879年に赤鬼国、文郎国が興ったと書かれており、ベトナム人の間では初代雄王の即位をこの年とする「ベトナム5千年の歴史」という言い回しが存在します。韓国も同じように「朝鮮4000年の歴史」と伝説上の起源をもとに自国の歴史の長さ語ります。
ベトナムは不思議な国で、フランスに植民地にされたことはありますが、小国にもかかわらず戦争に負けたことがありません。
ベトナム戦争では、結果的に派遣国家であるアメリカに勝ちましたし、世界帝国にして史上最強だったモンゴル軍も撃退しています。紀元前では、大帝国であった秦の軍隊も追い返したとされています。
ここが、常に唯々諾々と中国王朝をはじめ強国の支配を受け入れてきた韓国との違いですね。
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さて、グェン首相です。
今年の4月に、副首相としてグェン・タン・ズン元首相から政権を引き継ぎました。
グェンと言う姓は、感じだと「阮」でベトナムに非常に多い姓です。
「親中派」と言われますが、前任者のグェン・タン・ズン首相も「親中派」と言われながらも、安倍総理と非常に相性がよく、互いによく訪問し、日本からの経済援助も受けています。
中国とは同じ共産主義国ですが、「人民日報」や「環球時報」のような、「御用新聞」すら出ているか不明でベトナム研究家ではない私にとっては、得られる情報が非常に限定され、「論評」には非常に苦労します。
前任者との違いはベトナム戦争への従軍歴が無い事でしょう。
1954年生まれだから、ベトナム戦争の最中は、少年で、軍務につく年齢ではなかったのでしょう。
★ベトナム戦争勝利後の歴代の首相としては、或る意味「世代交代」でしょう。
「戦争は知っているけど、米軍や、南ベトナム軍とは戦闘経験の無い世代」です。
経歴を見ると、ハノイ国民経済大学経済学部を卒業後は、「ベトナム共産党員」でありながら専門を生かして主に「経済・金融畑」のキャリアコースを歩んできました。
「経済通」なのでしょうが、未だ就任して、日も浅く、腕を振るい、評価が固まるのはこれからでしょう。
命式を見てみましょう。
四柱推命鑑定命式|グェン・スアン・フック
【総合鑑定】不吉で災厄に遭いやすい命式
・羊刃が2個あります。
・食神が3個もあり食神過多です。
・命式中に未と丑の冲「ちゅう」が2組あります。不吉です。
上記3点は、「病気や災厄に遭いやすい」非常に不吉なサインです。
宿曜占星術
彼の大運は婁宿(ろうしゅく)です。
愛嬌は良いが、ドライなところが有るでしょう。
大運を見てみましょう。
56歳~66歳 丁丑―比肩―墓
丁丑の丑と命式中の2個の未が、二重に冲「ちゅう」を形成します。
不吉な十年です。
年運を見てみましょう。
コメントなしは
2016年 丙申―劫財―空亡・・・疲れ切る一年でした。
2017年 丁酉―比肩―空亡
2018年 戊戌―傷官・・・けじめをつけられる厳しい一年です。
党内の権力闘争に敗れて、首相の座から引きずり降ろされる可能性が有ります。
その原因と事情は、中国と違って、外に漏れることは無いでしょう。
以上