あの頃は良かった懐かしの「バブル時代」
1980年代のNECには「社内預金制度」と言うのが有りました。給料天引きの「強制貯蓄」制度です。最低1万円からですが後は人事部給与下で天引き額の調整は自由でした。
なんと利率が複利で年「10%」だったのです。しかも専用キャッシュカードでいつでも引出自由。任意で預金を引出しても利率を下げられることは有りませんでした。
なんとキャッシング機能もついていた😱
職位によって融資額は違いますがキャッシング機能(社員に対する無担保無審査貸付)も付いていました。私も活用しましたが借りる時は上限10万までと決めていました。翌月の月給で返済する決まりで(翌月の26日までの一か月の超短期貸付;NECの給料日は毎月26日)貸付金利は年利16%ぐらいだったと記憶しています。
当時独身だった私はプライベートの重要なイベントで預金が足りない時に切り札的に使っていました。
【私の婚活】当時のクリスマスデートは非常に金がかかった
画像は時代の象徴となったJR東海のCM、女優は深津絵里
当時の20代の独身女性の多くはデートの時「この男は自分にどれだけ投資できるか?」「どんなイベントを企画できるか?」で交際を継続するか否かまた結婚の対象たり得るかを「戦略的」に判断していました。
上記の2条件は「結婚を視野に入れた独身男性」の評価基準として在籍企業、出身大学、出世の可能性に加えてマストな資質だったのです。
新宿西口外資系ホテル戦略
私の「クリスマスデートの定番戦略」はエリアは今の都庁近くの西新宿(JR新宿駅西口;当時は今の都庁ビルは無かった)、ディナーは外資系ホテル。よく使ったのはこちら。
当時一泊5万円以上、今も相場は変わっていないみたいですね。
「高層階からの夜景+コース料理(フレンチorイタリアン)」がないとafter dinnnerは無理でした。5万円の調達に毎年社内預金のキャッシングを使っていました。
キャッシングの貸付利息が年利16%でも一か月の利息は16%÷12=1・3%だから年明けの1月の給料から5万円+650円天引きされて返済完了です。
12月はボーナスも出るので何とか乗り切れました。言わば、いつでも解約可能なペナルティー無しの高金利の定期預金に無審査無担保の融資機能の付いた優れた金融商品でした。